毎年恒例の曹操様の命日です。
今年は、お墓も見つかりまして、中国も正式なものと認めたらしいです。
今年もレポート形式で。
1.乱世と治世
曹操様が生きておられた時代はまさに乱世でした。曹操様はその中で,新しい国を作るために戦いを続けました。まさに「治世の能臣,乱世の奸雄」というべきでしょう。
「唯才のみ挙げよ」というもと,品行,名声,家柄に関係なく今までの常識を破る、完全な能力主義。政策も斬新なものばかりでした。しかも,文学にも力を入れ,「建安文学」を築きあげました。
戦も強く,生涯戦績は,勝率8割以上。中国・・・・いや,世界史を探してもなかなかいないでしょう。まさに英雄というべき存在でした。
2.人物として
「英雄曹操」としての業績は,世の中の書物を読めば,よくわかると思います。ここでは,曹操様がどのような人物であったかを考察します。
私は,曹操は「普通の人間」であり,「非凡な英雄」の二面性を持っていたと思います。やはり,乱世を生き抜いた英雄であったため,非凡な才能,強運,人を引き付ける魅力,己を高める努力などは並々ならぬものであったと思います。しかし,この人の魅力は,その非凡の中に垣間見える「普通の人間」であるところが,魅力的であると思います。
「苦寒行」で歌う,遠い地で戦う兵士の苦労,辛さ。「短歌行」で歌う,人生の儚さ,大望。「蒿里」で歌う,義士としての志。
曹操様の詩文は,私たちに曹操様の心情の一部を聞かせてくれます。「英雄の業績,建造物はいつかは色あせてしまうけど,詩人の言葉,文学での言葉は永久に残る」という名言がありますが,まさにそのとおりでしょう。
3.曹孟徳を追いかけて
曹操様がすごいことは皆さんお分かりだと思います。
最近は,曹操様のお墓が見つかりました。墓にまつわることだけでなく,多くの謎が解明されるとおもいます。そんなことを蒼天で,曹操様はどのように見ているでしょうか?笑ってみている気がします。
最後に,私自身の曹操様は私にとって,大きな存在であり,この先も追いかけ続けないとならない存在であること。それを胸に刻み,この追悼文章とします。
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