テスト近いので、睡魔と闘いながら勉強してます・・・。
専門とドイツ語の単位やばい・・・・(+_+)
いきなりですが、気分転換に、没になった追悼小説を書いてみる。
約束 (無双 惇操小説)
満月が静かに闇夜を照らしている。曹操と夏侯惇はこの美しい月を見ながら、杯を交わしていた。執務が忙しい曹操が、夏侯惇と一対一で酒を飲み交わすことはここ最近あまりなかった。久々の二人での酒に二人は酒を重ねていった。
他愛のない会話も弾み、酒の肴がなくなってきたころ、曹操はふと月を眺めて言った。
「なぁ・・・元譲。天下とは一体何であろうな?」
「なんだ、いきなり?」
唐突な問いに夏侯惇は首を傾げた。
「いや、ふと思ったのだ。わしが思い描く天下と劉備が思い描く天下はかなり違うものであろう。それであるなら天下とは何か・・・。この国を統一することが天下を見ることなのか、それとも違うのか・・・。」
「いくら他の奴が天下を描こうとも、俺にとって天下は孟徳が思い描くものただ一つだ。」
夏侯惇がまっすぐ、曹操を見た。
「・・・それが、人の道を背くものであってもか、元譲?」
「ああ。いくらお前が人の道に背こうとも俺が付いて行ってやる。必ずだ。」
夏侯惇は静かに曹操を抱き締めた。酒に酔っていたせいか、曹操は体が熱くなるのを感じた。
「・・・元譲、必ずわしの傍に居ろよ。」
「当たり前だ。孟徳の天下、見るためにこの身は惜しまん。」
そう言うと二人は口づけを交わした。
月夜が二人を静かに照らしている。
曹孟徳の覇道は、未だ続いている。